重罪の新幹線運行妨害を煽る
鉄道アイドル木村裕子

新幹線特例法
「新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法」、いわゆる「新幹線特例法」については、鉄の皆さんならご存知だろう。
これは従来に無い高速運行をする新幹線を安全に運行するために設けられた特別な法律である。
新幹線が開業以来、衝突や脱線などと言った運行ミスによる死亡事故を一度も起こしていないのはこの法律があっての事といえる。
日本の新幹線が世界一正確で安全といわれるベースだ。

しかし、この法律を犯す新幹線の運行妨害を煽っているとんでもないヤツがいる。

鉄道アイドルの木村裕子だ。

それをこれから検証しよう。

まずこちらをご覧頂きたい。
http://circle.zoome.jp/tetsu

これは鉄道アイドル木村裕子がイメージガールを務めるzoomeという動画投稿サイトの鉄道コンテンツ「鉄ヲタですが何か?」である。
まずはこのセンスの無いタイトルにドン引きだが、問題はその投稿されている動画である。
この投稿動画の中には「新幹線特例法」を犯して運行妨害を行っているというとんでもない映像が複数投稿されているのだ。
その映像がこれだ。
http://circle.zoome.jp/tetsu/media/361/
http://circle.zoome.jp/tetsu/media/364/
http://circle.zoome.jp/tetsu/media/366/
http://circle.zoome.jp/tetsu/media/369/

新幹線特例法
防護柵の外にカメラを突き出し、撮影するというキチガイがいるのだ。
あえて隠語は使わない、明確に「キチガイ」と言わせてもらう。
それほどまでに気が狂った行為なのだ。
この行為は明確に犯罪行為と言えるだろう。
それは新幹線特例法には次の規定があるからだ。




(線路上に物件を置く等の罪)
第三条  次の各号の一に該当する者は、一年以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する。
一  列車の運行の妨害となるような方法で、みだりに、物件を新幹線鉄道の線路(軌道及びこれに附属する保線用通路その他の施設であつて、軌道の中心線の両側について幅三メートル以内の場所にあるものをいう。次号において同じ。)上に置き、又はこれに類する行為をした者
二  新幹線鉄道の線路内にみだりに立ち入つた者

昭和39年に出来た法律のため罰金こそ安いが、懲役刑もある行為なのだ。
ここに「軌道の中心線の両側について幅三メートル以内の場所」とある。
単純にN700の全幅でみると3.36mであるから、軌道の中心線からの距離は車体幅の半分として1.68mが車端であることを考えればカメラを突き出した場所は「幅三メートル以内の場所」といえるだろう。
そんなところにカメラを置き、あるいは突き出し(つまり「類する行為」)撮影したという行為は明確に新幹線特例法違反の運行妨害といえるのだ。
これはマナーの問題ではない、明確な犯罪行為だ。

そんなものを投稿させていること自体、鉄道ファンとしてあるまじき気が狂った行為だし、仮に勝手に投稿されたとしてもそんな違法映像は直ちに削除すべきだ。
そもそも鉄道アイドルとしてイメージガールを務めるのなら、こういった違法等行為は行わせない、投稿されても可及的速やかに削除するという契約をするのが当然ではないのか?
全く何も考えていない事がよくわかるのだ。

こちらをご覧いただこう。
http://www.kantetsu.co.jp/news/090430_photocontest/090430_photocontest.html
これは関東鉄道が主催する「「鉄道の日」関鉄フォトコンテスト作品募集」の告知である。
この応募要綱の中に次の記載がある。
「7.撮影の際は、撮影マナーを守るとともに列車運行には十分注意くださいますようお願いいたします。線路敷地内や危険個所からの撮影とみなせる作品については、審査の対象外といたします。」
当たり前といえば当たり前のことだが、これが普通の鉄道作品募集の概念といえよう。
しかし、こういった概念すらないのが鉄道アイドル木村裕子なのだ。

ここまで読んだ皆さんの中には「木村裕子が投稿したわけではなく、イメージガールを務めているだけなのに言いがかりではないか」と疑問をもたれた方もいるだろう。
だが、犯罪の形態の一つに「教唆」と言うのがある。
一緒になって犯罪を犯せば「共犯」というのは皆さんも知っているだろう。
一緒に犯罪は犯さなかったが手助けすれば「幇助」と言うことくらいもご存知だろう。
だが、それよりもう一ランク軽度とはいえ犯罪を煽る行為も「教唆」という、犯罪の一行為なのだ。
走り屋のドリフトを見ているだけでも逮捕されるのは「暴走行為を煽った」という理由である。
たしかに木村は新幹線特例法違反の映像を投稿しろと呼びかけたわけではないにしろ、中にはこういった違法映像が投稿される事は十分に予想されるのだから、鉄道アイドルだというのならまずは安全な撮影を呼びかけるべきであるし、このようなものが投稿されたのなら直ちに削除し、緊急特集でもやってマナー向上を訴えかけるべきだ。
しかし、現状はマナー向上を訴えかけるどころか、削除すらしないというお粗末振りなのだ。
一歩譲ってこういった違法行為を「煽っている」は言いすぎだとしても、まったく安全性と言う意識すらないのが鉄道アイドル木村裕子だと言えるだろう。

安全に配慮する鉄道アイドルだというのならこんな映像が投稿されれば激怒するはずだ。
SUPER BELL"Zの野月氏はある車両の引退を自身のネットラジオで特集した時、運行妨害を行ったマニアに対して、その音声も交えて「絶対に止めろ」と呼びかけている。
これでこそ「鉄魂」と言えるだろう。
しかしそういう感覚は木村裕子にはない。

ところで、この「鉄ヲタですが何か?」、一体どれほどの利用があるのだろうか?
サービス開始当初、いくつかのネットニュースなどでリリースが取り上げられてから、かれこれ10ヵ月が経過するが・・・

登録はたったの181名である。
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